ハワイ沖縄プラザ訪問
ハワイ沖縄プラザ訪問
2018/11/21~27までハワイ・オアフ島視察研修へ行きました。
2018/9月に完成した
「ハワイ沖縄プラザ」を訪問させて頂きました。
ハワイに移民したうちなーんちゅの方々は経済的に厳しい状況の中、戦争で焼け野原になった故郷を救おうと約5万ドルの寄付金を集め、アメリカ本土で豚を買い集めて約1か月かけ550頭の豚を沖縄に運び、衣類や食料・医薬品など物心両面から支援されたそうです。当時の公務員の月給は日本円で3,000円(ドル換算で約25ドル)と言われていたので、相当な金額です。
豚は県内各地に分けられ、4年後には約10万頭にまで増え、食料不足に苦しむ沖縄の人々の飢えを満たし、沖縄の戦後復興に大きな役割を果たしたそうです。
沖縄とハワイの関係は深く、多くの世代間の架け橋となっています。
ハワイ沖縄プラザ建設にあたっては沖縄から多くの企業や市町村、個人の方から募金があったそうです。弊社も微力ながら現地のご担当者にお会いし、募金させて頂きました。
ちょうどハワイ入りした翌日がサンクスギビングデー。ショップはほとんどが休業でした。
翌日は最近、日本でも定着しつつあるブラックフライデーということで、ハワイ沖縄プラザの近隣にあるハワイ最大級のショッピング施設
「ワイケレ・プレミアム・アウトレット」を視察しました。
ブラックフライデー当日ということで、買い物客で大混雑。
店舗によっては入場制限を設けていました。50%以上のディスカウントということで両手に一杯買い物袋を持った人々で溢れかえっていました。日本とアメリカの規模の違いに圧倒されました。
ホノルルの移動手段は主に「
トロリー」を利用しました。
利便性に優れていて2階建てのタイプもあれば、オープンタイプのトロリーもあります。10分間隔で毎日運航しているので活用次第では目的地に移動するには大変便利です。
ハワイは2020年に開通予定のモノレールもできるので、ますます利便性が高まります。
沖縄もモノレールの開通と関連した街づくりが行われているので、ハワイと沖縄の違いや共通点など参考になる点がありました
ハワイ沖縄プラザでは「クラフト・フェスティバル」が開催されていました。私達もご招待を頂きフェスティバルに参加してきました。
手作りの雑貨や飲食店など、数多くの出店がありました。中には「ANDAGI-」「SO-KI」など沖縄フードが並んでいました。
50年近い歴史を誇る世界的なサーフィンイベント「
パイプマスターズ」が開催されていたので視察に行きました。
オアフ島北側のノースショアではこの時期、建物5階建てに匹敵する巨大な波がやってきます。そんな波に向かっていくサーファーの姿はまさに、勇敢!
巨大な波が作るトンネルをサーファーがくぐり抜けていくごとに歓声が沸き、観客みんなが一体になるという臨場感は圧巻でした。
サーフィンは2020年の東京オリンピックで正式種目に選ばれた競技です。
このパイプマスターズは「
人生で一度は観に行くべき大会」と多くのサーファーが熱望するほど有名な大会です。
世界各国からこの大会の為に集まるため、オアフ島経済にもたらした経済効果は2,100万ドル(約23.8億円)だそうです。地元経済に大きなメリットであることは間違いありません。
沖縄もスポーツイベントが定着してきています。マラソン、トライアスロン、ゴルフ、野球キャンプ…後は、何かマリンスポーツも欲しいですね
オアフ島から飛行機で約30分の
ハワイ島視察。ハワイ諸島の中で最も大きな島です。
ハワイ島と沖縄に共通する所は「
観光資源の豊かさ」。
特にハワイ島といえば世界遺産「
キラウエア火山」。
2018/5月に噴火後10月に立ち入り制限が解除され、火口付近や溶岩が噴出した後などを見学しました。火山活動の壮大な景観・自然のエネルギーを感じました。
ハワイ島は4,000m級の山々があり、世界的に有数な天体観測所が数多くあります。
「
地球上で宇宙に一番近い場所」と言われているようです。山頂の天候が比較的安定しているので、満点の星空と昇る朝日が観測できるそうです。
沖縄の方が経営されている「サンライズ・レストラン」へ行きました。
ご夫婦で切り盛りしている、家庭的な雰囲気のお店です。
ご主人がうるま市勝連のご出身ということで、話が盛り上がり、日系のお客様もいらして沖縄の親戚の写真を見せてくださったり、沖縄モードで盛り上がっていました。ここでも、うちなーんちゅの繋がりで大変親切にして頂きました。
この研修で学んだことを沖縄の街づくりに生かし、
地域に貢献できるような事業に取り組んでまいります
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